こ い し く 清貧の思想より

「清貧の思想」の中で触れられていた徒然草に興味を持ったので
中野孝次氏の「すらすら読める徒然草」を読んでいます。

まだ途中ですが、
心に残った内容があったので書きます。

延政門院、いときなくおはしましける時、
院へ参る人に、御言つてとて申させ給ひける御歌、
ふたつ文字、牛の角文字、直ぐな文字、歪み文字とぞ君は覚ゆる
恋しく思ひ参らせ給ふとなり。

延政門院がまだ幼い頃に父親の所へ参る人にお言づてとして歌を作られた。
「ふたつ文字、牛の角文字、直ぐな文字、歪み文字とぞ君は覚ゆる」
父親(後嵯峨天皇)を恋しく思われたためとのこと。

この歌の中の
「ふたつ文字、牛の角文字、直ぐな文字、歪み文字」というのが
ふたつ文字(こ)
牛の角文字(い)
直ぐな文字(し)
歪み文字(く)
らしいのです!

表現の仕方に感嘆しました。
ここで幼児がこんな歌を作れるのかとツッコミを入れるのは、
野暮というものです。

歌を作るのを大人が手伝っていたとしても
子供が親を恋しく思う様が伝わってきます。

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